心臓や臓器を動かしたり、汗をかいたり、
自分ではコントロールできない自動的に働く神経のこと。
○消化
○循環
○分泌
○呼吸
○免疫
中枢神経ではなく
末梢神経です。
遠心性(中枢⇒末梢)神経で、
体性神経(中枢⇒筋骨格)
自律神経(中枢⇒内臓、心筋、腺)
〜交感神経と副交感神経〜
◆交感神経
闘争と逃走の神経。
「怒り・恐怖・不安・緊張・危険」が生じた時に働き、
「活動の神経」と言われます。
◆副交感神経
「リラックス・安心」している時や睡眠時によく働き、
体を修復する機能があります。
交感神経と副交感神経は、
「アクセルとブレーキ」または「シーソー」
などに例えられます。
一方が働けば、もう一方は休むといった具合に
普段はうまくバランスを保っているのですが
様々なストレスなどが原因で、バランスが崩れてしまうと、
多くの不調・症状が現れます。
〜なぜ症状がでるのか〜
◎4つのストレスを知って下さい◎
一言でストレスと言っても、ストレスには4つの種類があります。
① 構造的ストレス…骨盤の歪みなど、身体の構造的な歪みです。
傾いた椅子に長時間座っているとストレスを感じたり、
斜めの道を長い時間歩くと、痛くなりますよね。
知らないうちに負担がかかってきます。
② 気候のストレス…温度や湿度の変化は、身体に大きなストレスとなります。
急激な変化や、一定期間以上の負担は、自覚以上にダメージとして蓄積します。
③ 化学的ストレス…排気ガスやホルムアルデヒドなどの化学物質が身体に入ると
ストレスになります。
またビタミン不足などの栄養の過不足なども、このストレスに属します。
特に、精製された砂糖やカフェインは、身体に大きなストレスとなります。
④ 精神的ストレス…これは、皆さんがストレスと思う、精神的なストレスです。
ただ大事な事は、ストレスになる「出来事や人」が問題ではありません。
それらに対する「不安」「恐怖」「愚痴」「不満」などの言葉が脳に入力される
と、交感神経が高まります。言葉が交感神経を高め、緊張を生むのです。
< 4つのストレスの器は‘ひとつ’>
人間は生きている以上、この4つのストレスから逃れることはできません。
4つのストレスを受け入れる器(=あなたの身体)は、ひとつです。
例えば、許容量を10として、それを超えたら症状が出るとします・・・
・体のゆがみで、構造的ストレス=5
・甘いものや、カフェインで、化学的ストレス=3
・気温の寒暖の差が大きく、気候のストレス=2
この時点で、すでに「容量いっぱいの10」あるわけです。
この状態で、ちょっとした不安や恐れなどの、
精神的ストレスが「1」加わったとすると…、
それで合計は11となり、容量オーバーです。
この場合、症状を起こしたきっかけは、精神的ストレスですが、
これだけを原因として、片づけていてはいつまでも体は改善しません。
(一般的に、この精神的ストレスだけを原因と決めつけてしまう傾向にあります)
構造的ストレス、化学的ストレス、気候のストレスなど、
それぞれを減らしてあげれば、
同じ精神的ストレスがかかっても、
許容範囲で収まり、症状は出にくくなります。
日によって、同じ精神的なストレスが、我慢できる時と、
できない時がありますよね。
それは、他のストレスの積み重ねや、バランスが違っているのです。
また、このコップの大きさには、個人差があります。
『あの人も同じようにしてるのに』
『みんなこれくらいやってるでしょ』
なんて言わないでくださいね。
症状が出ている以上、
『あなたのストレスを受け入れられる容量はオーバーしている』
ということなのです。