耳鳴りには二つの種類があります。
〇自覚的耳鳴り…自分だけに音が聞こえる。他人には聞こえない。
音源がないのに音がする。耳鳴りの最も多い症状。
〇他覚的耳鳴り…聴診器をあてると他人にも音が聞こえる。呼吸音・
心臓の音・血液の流れる音・筋肉の収縮音など。
<音にも鳴り方や種類があります。>
〇 高音性耳鳴り…金属音。電子音。キーン、ピーッといった感じ。
〇 低音性耳鳴り…耳の中がつまったように感じる音。
ブーン・ゴーッ・ボーンなど。
〇 単音性耳鳴り…聞こえるのが一つの音だけ。
〇 雑音性耳鳴り…音がいくつか混ざっているように聞こえる。
〇 慢性耳鳴り… 耳鳴りがずっと続く。決まった時間になる。強くなったり弱くなったり。
〇 突発性耳鳴り…突然激しい耳鳴りがする。
〇 頭鳴 …頭の中で音がしているように感じる。
これも耳鳴りの一種です。通常の耳鳴りは片方の
耳に耳鳴りがおきていることが多いのですが、
両側に同じように耳鳴りおきると頭で反響して聞こえます。
大きな音の場合でも頭で鳴っているように感じられるかもしれません。
〇低音性耳鳴り…耳の中がつまったように感じる音。
ブーン・ゴーッ・ボーンなど。
自覚的耳鳴りは、9割の人が難聴をともなっています。
耳鳴りのいやな感じにとらわれて外から入る音に対して
聞こえにくくなっていることに気がつかないことが多いのです。
<耳鳴りのレベル>
1〜常に耳鳴りがしているわけではないけれど、
静かなところでは気になる。
2〜常に耳鳴りがある。他に集中できることが
あると忘れられる。
3〜耳鳴りから意識をそらすことが出来ない。
苦痛度が高い。夜なかなか寝付けない。
4〜生活に障害をきたすほどの症状。強い耳鳴り。
睡眠不足になりやすい。
耳鳴りが大きすぎて、他人の話が聞き取れない。
これらは、耳鳴りの症状を持つ人の規準です。
感じ方に違いがありますから耳鳴りが強くすると
いっても重い病気とはかぎらないのです。
体調や精神状態が良好だと気にならないくらいの
音に変わる場合もあるのです
前触れなく、突然片側の耳が聞こえなくなることを、
突発性難聴という。
朝、目が覚めたら、耳が聞こえなくなっているということが多く
人と会話をしているときに、突然耳が遠くなったという人もいる。
難聴の程度は、全く聞こえなくなる重症から、
低音のみ聞こえにくくなる軽症までそれぞれ。
原因は不明とされているが、おそらくストレスにより、
自律神経が乱れ、そのことで、血行障害が起きたと考えられる。
突発性難聴は、前庭神経の機能低下があるため、早期の治療が必要。