『 痛い人の共通言語 』
痛みや不調を抱えているということは、
ただでさえ大変なストレスです。
どうしても、
『痛い』『つらい』『もういやだ』『まだ痛い』など、
愚痴や不満めいた言葉が出てしまいます。
自律神経には、交感神経(活動、興奮、不安)と
副交感神経(安心、安全、リラックス)があります。
交感神経が働くときは活動的になる一方、
血管が収縮して内蔵の機能が低下します。
つらい言葉を口に出すと、脳は『緊張状態』だと
認識して交感神経を高めます。
痛いからつらい言葉が出ますが、自分が出したそのつらい言葉から、
また痛みが出ます。
それは、脳があなたの出した言葉に
反応しているからなのです。
もちろん、『痛い』『つらい』ろいう状況はよくわかります。
実際、感情的にはおつらいでしょうし、
痛いでしょうから、無理に明るくしろということではありません。
単純に『痛い』『つらい』などの交感神経を働かせる言葉ではなく、
副交感神経を働かせる『ありがとう』『楽しい』『うれしい』『絶好調』
などの言葉を口にすることで、筋肉や血管、内蔵の働きを変えられます。
『痛いのにそんなこと言えるか』いう方が多いと思いますが、
そこ何も意味を持たせないで、『ただ単に言う』だけです。
おまじないや体操のように言葉の意味は関係ありません。
よく『ポジティブ』という言葉が世の中には出回っていますが、
これらは要注意です。
ポジティブならよいというものではなく
『頑張る』『努力する』などは交感神経を働かせて
しまうので、かえってつらくなってしまうこともあります。
痛い時、つらい時にネガティブな事を考えてしまうのは当然です。
誰でもそうです。
そんな時こそ、『ありがとう』『絶好調』などと
言い続けてみてください。
痛みは『脳が作り出した警報でありメッセージです』です。
脳の状態を『快』の状態にすることで、
体をコントロールすることもできるのです。
痛い時でも『ありがとう』などの言葉を言い続けることで、
体の状態が変化することは多くの実験や検証がされています。
難しい脳の話は置いといて、騙されたと思ってやってみてください。
お金もかからないし、揉み返しもありませんし、
損することは何一つありません。
『痛い人の言葉、よくなる人の言葉』
痛みがなかなか取れない人には、共通の言葉があります。
『まだ痛い』『今度はこちらが痛い』『こうするとまだ痛い』
当然といえば当然です。
実際痛いのですから、みなさんがこう言いたいのは非常によくわかります。
また、同じように痛くても早くよくなる人にも共通の言葉があります。
『こちらが楽になった』『ここは痛いけど前より動く』『前より軽い』
何が違うと思いますか?
痛い人は、痛みに意識がフォーカスしています。
よくなる人は、よくなったところに意識がフォーカスしています。
痛みが同じでも口にする言葉が違うだけで、
よくなるスピードがまったく違います。
これもまた、脳の働きによるものです。
体は『痛くない動きを繰り返すことで回復する』のです。
よくなったところに意識することを繰り返すことで、
実際に早く回復していくということは、体も脳もまったく同じことです。
スポーツ選手がうまくいったところをイメージし
実際に体がうまく動くようになることと似て
いるかもしれませんね。
ぜひ『よくなったところに意識をする言葉』を
使うようにしてみてください
こちらも、お金は一切かかりませんし、副作用もありません。
ただ、効果はとても高いのは間違いありません。